SSHとは? †
SSH (Secure Shell)とは、ネットワーク接続された機器に対して遠隔操作を行うためのプロトコル・手順を指します。
ラズパイの設定をHDMIモニター・キーボードなど物理接続された環境で続行することは十分可能ですが、以下の要件につきSSH接続による設定を推奨します。
- ミニチュア(1/12テーブル筐体)にラズパイを内蔵させるため、周辺機器の接続は極力抑えたい。
- パソコンからSSH接続させることで、ウェブブラウザ記載のコマンド類をコピーペーストで実行できます。
これにより、作業ハードルを下げ、コマンドエラーを回避できます。
SSH接続 †
SSHの利用には、あらかじめraspi-configよりラズパイのSSHの利用を有効にしておく必要があります。
ソフトの入手 †
パソコンからラズパイへ接続するためのターミナルソフトを用意します。
接続 †
Tera Termを起動すると、以下の画面となります。
項目名 | 入力する内容 | 備考 |
ホスト(T) | IPアドレス | IPアドレスの確認 を参照 |
サービス | SSH | (デフォルト) |
SSHバージョン(V) | SSH2 | (デフォルト) |
以上の内容で「OK」ボタンを押下します。
ユーザー名・パスワード入力 †
ユーザー情報の入力ウィンドウが表示されます。
Retro Pie(Raspbian)のログインに使用する資格情報のデフォルトは以下となっています。
項目名 | 入力する内容 |
ユーザー名(N) | pi |
パスフレーズ(P) | raspberry |
以上の内容で「OK」ボタンを押下すると、ラズパイへSSH接続します。
HDMIモニターで表示されていたコンソール画面が、Tera Termのウィンドウ内に表示されます。
Tera Term(SSHクライアント)からリモートで設定を行う準備が整いました。
ラズパイからキーボード・HDMIモニターを取り外すことができます。
液晶ドライバーの導入手順に進んでください。